公認スノーボードバッジテスト基準および実施要領
1.公認スノーボードバッジテスト規程第7条に基づき、公認スノーボード級別テスト(以下、「テスト」という。)の基準及び実施要領について、必要な事項を定める。
(1)テストは、次の通りとする。1級は実技テストとし、2名以上の検定員がこれにあたり、2級以下は講習内テストとする。
①1級
(実技種目)
○ ミドルターン(中斜面)
○ ショートターン(中斜面)
○ フリーラン(中斜面)
a.実技テストは、検定員2名以上の合計ポイントの平均値を当該種目の取得ポイントとする。ただし、ポイントは、小数点第1位を四捨五入とする。
b.実技種目1種目あたり、100ポイントとし、3種目の評価の合計が210ポイント以上をもって合格とする。
②2級
(実践講習種目)
○ ミドルターン(緩中斜面)
○ ショートターン(緩中斜面)
○ フリーラン(緩中斜面)
a.講習内テストとし、検定員が講習の中で「緩中斜面でターンシェイプを制御する技術」を指導しながら行う。
b.実技種目1種目あたり、100ポイントとし、3種目の評価の合計が195ポイント以上をもって合格とする。
③3級
(実践講習種目)
○ ミドルターン(緩斜面)
○ スリップ to スリップ(緩斜面)
○ フリーラン(緩斜面)
a.講習内テストとし、検定員が講習の中で「リズムを制御する技術」を指導しながら行う。
b.実技種目1種目あたり、100ポイントとし、3種目の評価の合計が180ポイント以上をもって合格とする。
④4級
(実践講習種目)
○ ストレートランニング~ストップ(ごく緩い斜面)
○ フリーラン(緩斜面)
a.講習内テストとし、検定員が講習の中で「フォールラインへの対応技術」を指導しながら行う。
b.実技種目1種目あたり、100ポイントとし、2種目の評価の合計が110ポイント以上をもって合格とする。
⑤5級
(実践講習種目)
○ サイドスリップ(緩斜面)
○ フリーラン(緩斜面)
a.講習内テストとし、検定員が講習の中で「安全に斜面を降りる技術」を指導しながら行う。
b.実技種目1種目あたり、100ポイントとし、2種目の評価の合計が100ポイント以上をもって合格とする。
(2)会場の設定
コース状況を把握し、前走者を活用する等、安全に留意し、コースの長さ、幅、回転数等の期制については、検定員の判断にゆだねる。
2.小学生受検者については、実施する講習・検定コートのコースの長さなどの配慮を行う。
3.この基準の改廃は、教育本部理事会の議決による。
※ 公益財団法人 全日本スキー連盟 教育本部オフィシャルブック2018年度より引用